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国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報が更新されました。2019.3

●「n-3系不飽和脂肪酸」有効性:循環器・呼吸器 (190313)
・高トリグリセリド血症患者201名 (試験群97名、平均59.7±10.8歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ロスバスタチンとともに、n-3系不飽和脂肪酸4 g/日 (DHA 1,520 mg/日、EPA 1,840 mg/日含有) を8週間摂取させたところ、ロスバスタチン単独服用と比較して、血中トリグリセリド、non-HDLコレステロール、総コレステロール、VLDLコレステロール、ApoA、ApoBの低下量の増大が認められた (PMID:29223557)
(PMID:29223557) Clin Ther. 2018 Jan;40(1):83-94.

●有効性:糖尿病・内分泌 (190311)
クルクミン
・2017年7月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験9報 (検索条件:期間≧4週、年齢>18歳) について検討したメタ分析において、クルクミンの摂取は、空腹時血糖値 (5報) 、HbA1c (4報) を、クルクミノイドの摂取は、空腹時血糖値 (4報) を低下させたが、いずれも試験によるばらつきが大きかった。一方、クルクミノイドの摂取はHbA1c (3報) に影響を与えなかった (PMID:28928074)
アキウコン
・2017年7月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験2報 (検索条件:期間≧4週、年齢>18歳) について検討したメタ分析において、ウコンの摂取は、空腹時血糖値に影響を与えなかった (PMID:28928074)

●「ビタミンB12」「葉酸」有効性:循環器・呼吸器 (190307)
・高ホモシステイン血症の高齢者2,919名 (試験群1,461名、平均74.0±6.6歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンB12を500μg/日、葉酸を400μg/日、2年間摂取させたところ、収縮期血圧、拡張期血圧、脈波伝播速度 (PWV) 、頸動脈の内膜中膜厚 (IMT) 、心血管疾患リスク (PMID:26147383) 、身体機能 (3 m歩行、椅子立ち上がり、タンデム肢位) 、握力、転倒発生までの期間 (PMID:26412463) に影響は認められなかった。このうち、血管内皮機能および炎症マーカーの測定を行っていた522名 (試験群271名、平均72.4±5.7歳) を対象とした2次解析では、いずれの炎症マーカー (ICAM-1、VCAM-1、VEGC、SAA、CRP) にも、影響は認められなかった (PMID:26774115)
(PMID:26774115) Vasc Med. 2016 Apr;21(2):91-8.

●「マグネシウム」「亜鉛」「カルシウム」「ビタミンD」有効性:生殖・泌尿器 (190306)
・多嚢胞性卵巣症候群の女性60名 (試験群30名、平均23.8±5.7歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、マグネシウム100 mg×2回/日、亜鉛4 mg×2回/日、カルシウム400 mg×2回/日、ビタミンD 200 IU×2回/日を12週間摂取させたところ、多毛の指標 (mF-G score) 、血中マロンジアルデヒド、高感度CRP、総テストステロンの低下および総抗酸化能の増加が認められた。一方、遊離アンドロゲン指標、血中グルタチオン、一酸化窒素、性ホルモン結合グロブリンに影響は認められなかった (PMID:28668998)
(PMID:28668998) Biol Trace Elem Res. 2018 Mar;182(1):21-28.