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いわゆる「健康食品」についてのご質問回答集

Q1 錠剤やカプセルなどの形をした「健康食品」は、薬のような効果がありますか?
A1 見かけが錠剤やカプセルなど医薬品と似た形をしていても、「健康食品」は医薬品で
   ありません。また、求められる品質の管理は医薬品と全く違いますので、同じ名前の商品でも
   同じように作用するという保証はありません。
   「健康食品」の中には健康への効果があると表示されている成分の量が表示どおりでなかったり、
   消化管の中で溶けるように作られていないと思われるものがあったり、重金属などの不純物が多量に
   含まれている製品があったりという事例が見られます。
   また、通常の食品からは摂れない量の特定の成分を摂ることも容易ですので、安全性の観点から
   特に注意が必要です。

Q2 天然の素材を使ったもの、「ナチュラル」などとうたわれている「健康食品」は、安全ですか?
A2 「天然なので安心」といったうたい文句で販売されている「健康食品」があります。
   「天然」、「自然」、「ナチュラル」などのうたい文句は「安全」を連想させます。しかし、
   トリカブト※の食中毒などを見てもわかるように天然の植物毒などもたくさんあり、「天然物」は
   人工的に作られたものより安全と考えるべきではありません。天然の植物(ハーブ類)を使った
   「健康食品」による重篤な健康被害も起こっています。
   ※トリカブトは山菜として食べられるニリンソウと似ているため、誤って食べて食中毒を起こす
   事例がよくあり、死亡例もある。

Q3 ビタミンやミネラルなどの必須栄養素のサプリメントは、利用した方がよいですか?
A3 現在の日本人が通常の食事をしていて欠乏症を起こすビタミンやミネラルはあまりありません。
   通常の食事をしている人が、微量栄養素の補給をサプリメントに依存する必要性を示すデータは
   今のところありません。むしろ、食事からの摂取で栄養が足りている人がサプリメントを摂ると
   過剰症になることが懸念されています。
   微量栄養素の摂取不足が懸念される場合も、自己判断での補給には注意が必要です。特に、ミネラルの
   セレン、鉄、脂溶性ビタミンのビタミンAには要注意です。
   サプリメントからビタミンやミネラルを摂る際は、これらに対する知識を有する専門家(医師、薬剤師、
   管理栄養士、アドバイザリースタッフなど)のアドバイスを受けて行ってください。

Q4 「健康食品」についての情報が正しいかどうか、どのようにして見極めればよいですか?
A4 「健康食品」の安全性や品質、有効性などは、いずれも信頼できるデータが少なくわからないことが
   ほとんどという状態で売られているものも少なくありません。
   気になった「健康食品」について健康への効果を期待させるような情報が提供されていた場合、
   次のような点をチェックしてみてください。

・「効いた」という体験談ではないか。(体験談は有効性を示す根拠にはなりません。)
・「効いた」というデータは、人の試験ではなく動物や細胞の試験によるデータではないか。
 (動物実験の結果はそのまま人に当てはめられません。人で追試した場合、しばしば動物実験で
 期待されていた効果とは違う結果が見られます。)
・データは、学会発表ではなく、論文報告されたものか。(学会発表だけでは信頼性が低く、
 科学的評価の対象になりません。)
・人での試験データは、その「健康食品」を摂ったグループと摂っていないグループで客観的に効果が
 比較されているか。試験に参加している人数は十分か。(少人数では、実際には効果がなくても、
 たまたま効果があるかのような結果が見られる場合があります。)
・上記のような人での試験が、1つだけではなく複数行われて、同じような結果が出ているか。

≪参考≫
・食品安全委員会 「健康食品」に関する情報
http://www.fsc.go.jp/osirase/kenkosyokuhin.html